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起立性調節障害の治療に使われる薬の種類と効果、副作用とは

起立性調節障害は基本的に薬を使わずに完治を目指すものですが、非薬物療法で効果がみられない場合は薬物療法へ切り替えることもあります。

そうした場合にどのような薬が使われ、どんな副作用が考えられるのかについて詳しく説明するので、治療の参考にしてください。

起立性調節障害の4つのサブタイプ

起立性調節障害は、血圧や心拍などの状態によって4つのサブタイプに分けられます。
薬の選択をする際にはこれらのサブタイプも関係してくるので、まずその内容について見ていきましょう。

起立直後性低血圧

最もよくみられるのがこのタイプで、起立の直後に血圧がぐっと下がり、強い倦怠感や立ちくらみを感じるという特徴があります。
血圧が回復するまでに25秒以上かかる場合は、このタイプと診断されます。

体位性頻脈症候群

起立直後性低血圧の次によくみられるタイプで、起立時には正常な血圧を示すものの、起立後3分以上が経過すると著しく心拍数が上がり、倦怠感やふらつき、頭痛などの症状をあらわします。
この時、心拍数が115/分以上、または心拍増加が35以上であれば、このタイプであると診断されます。

神経調節性失神

3番目に多いのが、このタイプ。起立中に突然血圧の低下が起こり、冷や汗、顔面蒼白などの症状があらわれます。重症の場合は、けいれんを起こしたり、意識を失ったりすることも。
仰向けに寝た状態で安静にした後、寝台を起立させ、立位状態を維持しながら心電図などを測り、徐脈または血圧低下を伴う意識の消失がみられればこのタイプであると診断されます。

遷延性起立性低血圧

起立直後には正常な血圧なのに、3~10分後ぐらいから徐々に血圧が下がり始め、動悸や冷や汗、吐き気などが起きるもの。比較的珍しいケースです。
収縮期血圧が15%以上、または20㎜Hg以上低下していれば、このタイプであると診断されます。

起立性調節障害で使われる薬の種類

塩酸ミドドリン:メトリジン、メトリジンDなど

起立性調節障害の治療では、第一選択薬として使われることの多い薬です。
交感神経を刺激して血管を収縮させ、血圧を上げる作用がありますが、甲状腺機能亢進症や、褐色細胞腫のある人には使えません。

キリツテイン

※副作用:ほとんどみられませんが、頭痛、腹痛、悪心などが起きることがあります。

プロプラノロール:インデラルなど

体位性頻脈症候群や神経調節性失神の治療に使われる薬で「β遮断薬」と呼ばれています。
心臓には「β受容体」というものが存在していますが、これが刺激されると心拍数が上がるため、プロプラノロールによってβ受容体を阻害すると心臓の拍動が抑えられるのです。
心不全や喘息、過敏症、気管支けいれん、糖尿病などのある人には使えません。

※副作用:倦怠感、むくみ、吐き気、手足の冷えやしびれ、目の乾燥、幻覚など。稀に心不全や喘息などがみられることもあります。

メシル酸ジヒドロエルゴタミン:ジヒデルゴットなど

起立直後性低血圧の人が、塩酸ミドドリンで効果を得られなかった場合に使う薬。
静脈の血管を収縮させて緊張状態を保ち、血圧を上げる効果があります。
血管障害、敗血症、狭心症、側頭動脈炎、冠動脈硬化症などの人は使えません。

※副作用:比較的少ないですが、過敏症状、吐き気、喉の渇き、食欲不振、腹痛、動悸、手指の冷え、めまい、頭痛などが起きることがあります。

メチル硫酸アメジニウム:リズミックなど

塩酸ミドドリンでは効果のなかった起立直後性低血圧の人や、神経調節性失神の人に使われる薬。
「ノルアドレナリン」と呼ばれる物質を増やして交感神経を亢進させ、血管を収縮して血圧を上げます。
褐色細胞腫や甲状腺機能亢進症、高血圧、前立腺肥大などのある人には使えません。

※副作用:動悸、ほてり、めまい、立ちくらみ、血圧変動、不整脈、頭痛、吐き気、腹痛など

薬が効かない場合もある?

起立性調節障害には精神的なストレスや生活習慣が大きく関わっているため、これらの原因が解決しない状態が続いている時には、なかなか薬が効かないこともあります。
また、もともとの体質のせいで、薬の効果が十分に発揮されないケースもあるでしょう。

この病気において、薬物療法はあくまでも補助的な役割でしかありません。
基本となる生活習慣の改善やストレスの発散などに重点を置き、少しずつ状態を回復させていきましょう。

起立性調節障害の薬は主に4種類!症状を抑えて改善に役立てる

起立性調節障害の治療薬は、非薬物療法を行いながらその時その時の症状を抑える「対症療法」のために用いられるものです。
根本的な解決にはなりませんが、辛い症状が一時的にでも治まることで、学校や職場に通いやすくなるなどのメリットがあります。
副作用も考えられる薬なので、医師とよく相談しながら治療を進めていきましょう。

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